仕事をがんばってると
「子どもは寂しがらないの?」
「家庭を放置して…」
そんな声が聞こえてきます。
子どもを育てながら働く、
女性特有の悩みじゃないかな。
悪意やねたみから人を傷つける目的で発するときと、
何気なく世間話的に話題になるときがあるようです。
ずっとそばにいるよりは、
寂しい思いをさせているでしょう
家庭内はいつも整っていないでしょう
やるべきことができていないでしょう
それはどうやっても曲げようのない事実です。
「俺はそういう人いいと思うよ」
ほっと心が救われますね。
でも、残念ながら自分の
恋人でもパートナーでも、
なかったりもします 笑
「傷つく」ことを受け入れるだけで、
女性がのびのび働ける社会って
考えてみるとすごいことなのかもしれない。
わたしは20才で結婚して、専業主婦をしていました。
子どもが1才と2才の時に離婚をしたので、
その後15年間周囲の力を借りながら
シングルマザーとして生きてきました。
起業したいと思って、
一生を過ごしていたワケではありません。
なにか仕事はしていたいなと思っていたけど、
まさか自分が社長になるなんて
考えてもみなかった。
そんな程度の覚悟しかないわたしが、
社会に飛び出せている。
誰がこんなすばらしい世の中を作ってくれたんだろう。
女性が社会にでることが当たり前じゃない時代から、
どうやって変わってきたんだろう。
もっともっと難しい時代に生きた女性たちが
環境を変えてくれたんだと思います。
長い年月と大勢の努力で、
環境って本当に変わるんだなぁ。
女性起業家はスケールが小さい、
最近はそう言われることも増えました。
そうだよね、わかります。
でもお願い、そんな話しは
男同士のお酒の席だけにして欲しい。
結婚、家事、出産、子育て、介護…
いろいろあるんだよ。
男性もいろいろあるし、
女性もいろいろある。
男性の方が損をすることもあるし、
女性の方が損をすることもある。
世の中を変えたい!
上場したい!
そう望んだ女性が
思いっきり打ち込めるほどの
環境はまだ充分じゃない。
いまの環境で、
できた人も、これからできる人も、
たくさんいると思う。
大勢が当たり前に目指せるには
もう少しかかりそう。
だから比べないで、
もう少し見守って欲しいんだ。
男と女は違うもの。